急冷セクションは、鉄板が亜鉛めっきポットに入る直前の工程であり、560°C以下に急冷する必要があります。この温度範囲では、高速ファンを使用して鉄板を吹き飛ばす必要がありますので、この温度範囲での断熱作業には注意が必要です。炉側壁と屋根はセラミックファイバーブランケットで断熱され、炉底は石綿シリケートボードで覆われます。また、炉内を覆うためにステンレス鋼板が使用されます。この温度範囲では高速の気流が存在するため、ステンレス鋼板を一枚敷くことで、ファイバーが飛散して鉄板に付着するのを防ぎます。また、断熱材の統合性を効果的に保つ役割も果たします。急冷セクションの炉蓋の処理には、断熱セラミックファイバーコットンとステンレス鋼板が総合的に使用されます。